【ロンドン＝若月美奈通信員】バーバリーの新チーフ・クリエイティブ・オフィサーに元「ボッテガ・ヴェネタ」クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーが就任する。9月末の退任が同時に発表されたリカルド・ティッシの後任として、10月3日に同職につき、バーバリーの全コレクションを指揮、来年2月のロンドン・ファッションウィークでデビューショーを披露する。
英国ブラッドフォード出身のリーは、18年からボッテガ・ヴェネタのクリエイティブディレクターを務め、ブランドの成長に貢献したものの21年11月に突然退任。今後が注目されていた。それ以前は「メゾン・マルジェラ」「バレンシアガ」「ダナ・キャラン」で経験を積み、12年から「セリーヌ」のプレタポルテのディレクターを務めた。
バーバリーは今年4月、「ヴェルサーチェ」CEO（最高経営責任者）だった英国人、ジョナサン・アクロイド氏をにCEO迎えた。リーの就任発表の5日前には、ジュリー・ブラウンCOO（最高執行責任者）兼財務責任者が今年度末の23年4月1日をもって退任することも発表された。
