広告ディレクターが作る都会の仕事着

2015/10/30 06:00 更新


 「ボーク」は、15年春夏スタートのメンズブランド。博報堂のアートディレクターである土家啓延さんが手掛けている。東京で働く男性をイメージソースに、機能性とクリーンな雰囲気を兼ね備えたウエアを揃える。

ノマドワーカーにも

 土家さんは99年に博報堂に入社。広告やポスター、ロゴなどのグラフィックデザインを得意とする。約2年前に、ファッションデザイナーやエディターの友人と3人でシャツをメーンに服作りを始めた。当初は友人向けに受注会を行う程度だったが、「せっかく作るなら、小売店にもアピールしてみては」との助言を受け、15年春夏に本格始動した。現在は「インターナショナルギャラリービームス」と「スタイル・トウキョウ・フレンズ・ホーム」の2店で販売している。

土家啓延さん
土家啓延さん

 コンセプトは「都会のワークウエア」。シャツをベースにワークウエアの要素を取り入れている。「入社当時、仕事着はスーツが基本だったが、クールビズなどの普及で仕事着のスタイルが変わってきた。フリーのカメラマンやデザイナーなどノマド的な仕事をする人も増えており、一日の中でホワイトカラーとブルーカラーを切り替えるシーンが増えてきている」との考えから、一人で多種多様な仕事をこなす男性が幅広いシーンで着用できるウエアを基本とする。

続きは繊研新聞で



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