韓国子供服「ブルードッグ」 日本での販売を本格化 リーズナブルなカジュアル服

2025/06/24 06:25 更新NEW!


韓国では百貨店中心に98店を持つ

 韓国子供服「ブルードッグ」が、日本での販売を本格化する。韓国の百貨店で長年親しまれているブランドで、23年のシンガポール出店を機に海外販売に踏み出した。日本では、6月にあべのハルカス近鉄本店で初の期間限定店を出店。今後も主要都市への限定店出店や、ECで顧客を開拓する。

 ブルードッグを保有するソヤンネットワークスは84年設立で、ベビー、子供服ブランドを複数運営する。ブルードッグは99年に開始した主力ブランド。明るい色使いに遊び心のあるプリントを組み合わせたデザインが特徴で、主力サイズは100~110センチ。中心価格はアウターで1万5000円前後、トップは5000円台から。韓国はロッテ、新世界、現代など百貨店中心にブルードッグ43店、ブルードッグベビー55店を持つ。

 23年にシンガポール、台湾、24年に中国に進出。ラグジュアリーモールや日系百貨店に出店し、中国ではECモール「Tモール」でも販売している。

 日本は、若い親世代で子供服をECで買う人が増えていることや、「多様なブランドを求めるニーズが高まっている」(バン・ソヒョン代表)ことから進出する。日本の百貨店マーケットの中ではリーズナブルな価格設定で、実用的なカジュアル服と位置付ける。主要都市の百貨店に期間限定店を出し、日本向けECの開設も控える。ブルードッグとブルードッグベビーの統合店として運営する予定で、25年下半期からベビー商品を追加販売する。拡大を急がず、長期的な視点でブランディングを進める。

あべのハルカス近鉄本店で初めての期間限定店を出店


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