柏木です。
またしても、前回のブログからずいぶん間が空いてしまいました。
例によって、今回も繊研新聞の紙面に掲載する記事の宣伝です。よろしくお願いします。
ビームスの本社オフィスを取材してきました。
去年の10月、今の場所に引っ越してきたそうです。
これまでビームスは、原宿界隈に部署ごとの事務所が点在していたのですが、今回のお引越しで、ビルの5フロアに本社従業員(物流のチームを除く、550人くらい)が一緒に働くようになりました。
取材にお邪魔した際、ちょうど、遠藤副社長がご自分のお部屋にいらっしゃいましたので、撮影させていただきました。
各フロアには、ミーティングや休憩用のフリースペースが作られていて、それぞれ内装、調度品、壁紙の色まで、違った作りになっています。
椅子やテーブル、ソファから照明器具に至るまで、かつてビームスの店舗で使っていたものを再利用しています。
事務作業に集中できるブース席もあります。
オフィスは部署ごとにフロアが分かれていますが、社員の方はどの階のフリースペースを使っても良いそうです。
ほかにも、商品企画の机には、生地の採寸に使うメジャーが机のふちに取り付けてあり、商品搬入、搬出が頻繁なフロアは床を台車が通りやすい仕様にするなど、働きやすい環境にするための工夫が随所に凝らされています。
オフィスの内装や使い勝手に関するアイデアを考えたのは施工業者ではなく、ビームスの社員さんです。
南雲浩二郎さん。ビームス創造研究所のクリエイティブディレクターで、数々の店舗の内装を手掛けてきた方です。お店の限られた空間を見栄え良く、しかも働きやすい空間にするために駆使してきたテクニックを新オフィスでも発揮しています。
新オフィスのコンセプトは「互いがデリカシーのある距離感を保ちながら、親密にコミュニケーションを取れる空間」とのこと。
詳しい内容は、6日付の繊研新聞の「センケンコミュニティー」に掲載します。
興味がおありの方はこの機会に是非!
ではまた。
かしわぎ・まさゆき 編集部記者。92年入社、大阪支社で商社など川上分野とアジアを長年取材。02年に東京本社転勤、現在、セレクトショップや外資系チェーン店などを担当。統計資料なども司るデータ番長。大阪府出身。
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