ベイクルーズグループは、東京のストリートファッションを提案するセレクトショップの新業態「パルプ・417・エディフィス」を、東京・渋谷に28日に開業する新複合施設「渋谷キャスト」にオープンする。路面の2層で、飲食の「パルプ・デリ&カフェ」も併設する。
パルプ・417・エディフィスは、「ニュージェネレーター・オブ・ストリートカルチャー」をコンセプトに、音楽カルチャーを背景としたファッションを渋谷から発信する。品揃えはセレクトとオリジナルが約半々で、セレクトは「マジックスティック」「サイト」「スタンプド」「GVGV」など。オリジナル商品はTシャツで8000円程度。スニーカーやサングラスなどの雑貨も充実する。メンズが中心だがレディスも扱う。メンズのカットソートップを女性が着るなど、ユニセックスの提案も特徴だ。
ストリートファッションとの関係が深い音楽にこだわり、BGMはランブリング・レコーズが選曲を担当。内装もドラムセットなどで雰囲気を出した。アーティストのイベントも行う予定だ。
渋谷と原宿をつなぐキャットストリートの入り口に位置するため、20代の来店が多いと見込む。大人向け業態が強い同社にとっては新しい挑戦だ。
飲食店では、ビーガンやベジタリアン、スーパーフードを切り口にしたデリを提供する。
パルプ全体の面積は約400平方メートル。同社は渋谷キャストのオフィスフロアに本社も移す。

音楽カルチャーを背景にした「パルプ・417・エディフィス」