ベイクルーズグループ モード&ストリートな新業態

2017/09/14 04:29 更新


 ベイクルーズグループのジョイントワークスは30日、新業態「ジョイントワークス」の1号店を新宿にオープンする。20代後半~30代前半の男女に向け、モードとストリートを軸にしたファッションで、同グループの既存業態とは違う客層を狙う。品揃えは国内デザイナーを中心とする仕入れ商品のほか、価格を抑えたオリジナル商品で構成する。

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 ターゲットは「物心ついたころからセレクトショップが当たり前にあるが、既存のセレクトでは敷居の高さを感じてしまう世代」(嶋田純上席執行役員)だ。アメカジやクラシコなど30代後半~40代になじむカテゴリーは扱わず「今の20~30代がおしゃれしたい時に頭に思い浮かぶファッションを集めた店」にする。

 商品構成は、「アイコムデギャルソン・ジュンヤワタナベマン」「ラッドミュージシャン」「ヨシオクボ」といったデザイナーブランドも含め、仕入れが6割。価格が高めの仕入れ商品に対し、残り4割のオリジナルは「できるだけ買いやすい価格帯にこだわった」という。

 仕入れブランドとも合わせやすいデザインで統一したオリジナルのウェアはアウターで2万円以内、トップ5000~7000円、ボトム6000~7000円に抑える。「原価率は高く、小売価格は抑え、価格に対する価値を上げることでプロパー消化率を上げる」考えだ。

 新宿に出す路面店は2層で396平方メートル。ミタスニーカーズの国井栄之氏監修のショップ・イン・ショップも置く。国内外の新旧アーティストとの協業商品、古着や新品をリメイクして作った服も売る。店内で流す音楽も英国の音楽レーベルと組んだ音源を使う。

仕入れは目線と感度、オリジナルはリアルな価格で、今どきのファッション好きな客層を狙う 



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