ベイクルーズが社内人材発掘プロジェクト

2017/03/31 06:27 更新


 ベイクルーズは社内人材発掘のためのプロジェクト「BCGマーチャント」を開始した。商品開発と店舗空間作りの2分野の専門職候補を社内で公募し、研修と最終選考を行い、次代を担うバイヤーやMD、VMDとして登用する。

 販売員として2年以上働いた経験のある社員全てに応募資格がある。コースは「バイヤー・MD」「VC(ビジュアル・コーディネーター)・VMD」の二つで、応募者はどちらかを選び、エントリーする。

 その後、書類選考と面談を経て実際の研修段階に進む候補者を絞り込み、ベイクルーズの各ブランドの現役バイヤーやVMDから講義を受け、実地で課題をクリアする研修を受ける。

 従業員2000人のうち、販売職を中心に1000人にエントリー用のチケットを配布した。3月末まで募集し、4月中に研修参加者を選定、5~6月に本社で研修を受けた後、店頭など現場で実地に課題に取り組む。8月に社内でプレゼンテーションを行い、審査の上で最も成果を上げた人材をバイヤーやMD、VMDなどに登用する。

 プロジェクトを「マーチャント」(商人)と名づけた理由は、「意欲と、良い意味で商売っ気のある人材を見つけるため」という。社内で定期的に社員の異動希望のヒアリングは行っているが、今回の取り組みを通じ、希望職種に就くために自ら手を挙げる人材にチャンスを与え、魅力ある商品や店舗の開発力を高めたい狙いがある。

チケット風の応募用紙を社員1000人以上に配布した


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