熊本のベイブルック、地区の13店が1年で営業正常化

2017/04/26 06:22 更新


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1月に新築店舗に移転。目立つようになったためか、久しぶりに来店する顧客が増えた(ベイブルックアルファ南店)

 セレクトショップのベイブルック(熊本市)は、昨年4月の熊本地震で被災したイオンモール熊本内で仮店舗営業だったビンゴ熊本店を3月24日に正式再開し、地震後ほぼ1年で熊本地区13店すべての営業を正常化した。

 大多数の店舗は地震後1カ月以内にほぼ通常営業を再開しており、各店の努力と、「地震がきっかけになって昔の顧客が店に来てくれる一種の復興需要」(八間川裕二常務)もあって、16年4月~17年3月の熊本地区売上高は前年同期比4.4%の増収を確保した。

 同社の店舗ではビンゴ熊本店と、郊外路面店のベイブルックアルファ南店の被害が大きく全面再開に時間を要していた。ビンゴ熊本店は、入居するイオンモール熊本の専門店モールの損傷が大きく、昨年7月末にメイン通路に小さな仮店舗で営業を再開、今年3月のモール修復でようやく通常営業にこぎつけた。

 アルファ南店は入居建物が部分損壊したため、売り場を縮小して安全な部分で営業を再開、今年1月に同じ敷地内の新築店舗(店舗面積は従来から66平方㍍減の約200平方㍍)に移った。「モンクレール」や「ストーンアイランド」「バブアー」などインポートブランドを軸とした品揃えで、移転後3月までの売り上げは「絶好調」と言う。

 3月には熊本・上通の路面店でストリート系の品揃えだったパッキンをアメカジに変更、店名もヒントベイブルックに変更してオープンした。「ダブルアールエル」や「ウールリッチ」「デウス・エクス・マキナ」などを揃える。

地震発生から1年で熊本地区全店の営業を元に戻し、困難な営業環境下でも増収を確保した同社。しかし、従業員の中にも被災者がいて地域の生活基盤の回復は道半ばであり、本格的な復興はこれから。復興需要が高まる中で、今後のファッション消費がどうなるかは予断を許さない状況だ。


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