バロックが中計策定 20年度に売上高1000億へ

2017/03/16 06:29 更新


村井博之社長

 バロックジャパンリミテッドは21年1月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。数値目標は、21年1月期で売上高1000億円(17年1月期実績は694億9300万円)、経常利益110億円(53億8500万円)。海外売り上げ比率は20%を想定している。

 中計の骨子は、国内の安定成長と収益率の改善。国内ではEC事業を強化する。海外は中国事業を拡大するとともに、北米事業を本格展開する。収益率改善の柱としては、直貿比率の引き上げや中国での物流コストの削減といったグローバルなSCM(サプライチェーンマネジメント)改革に取り組む。

 出店戦略では、国内は無店舗県である青森県、福島県、福井県に出店し、18年1月期で全国店舗網を完成させる。中国では14年1月期から毎年約60店舗の出店を続けているが、今後も「マウジー」「スライ」で年間50~60店舗を出店し、他ブランドの出店も計画する。

 中国でのECの本格化は21年以降を予定している。北米では21年1月期に40億円の事業規模をめざす。



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