繊研新聞社が主催する25年度百貨店バイヤーズ賞のベストセラー大賞が決まった。「マックスマーラ」(マックスマーラジャパン)、メンズは「プロテカ」(エース)が選ばれた。両ブランド共に、高単価でも説得力のあるデザイン性や品質を評価された。
レディスはマックスマーラが初の大賞受賞となった。コート人気の継続が後押しし、特選部門の得票数が断トツとなった。マックスマーラのコートといえば、大人の女性が憧れる存在。80~90年代にもヒットしたアイテムが数年前に再び復活し、ブランドのプロモーションや雑誌の特集なども奏功して大きな波になった。
アイコンは、カシミヤやアルパカなどで仕立てたキャメル色のコート。もこもことしたファブリックの「テディベアコート」をはじめ、エレガントでタイムレスなデザインが多く揃う。ロングコートで60万円前後と高単価だが「売り上げはしっかり前年超え」。最近は丈の短いタイプや色バリエーションが増え、着る層がさらに広がっている。

メンズは国内自社工場製ラゲージブランド、プロテカが受賞した。毎年、年間・春夏共にベストセラー賞の常連となっており、満を持して大賞に輝いた形だ。
職人の手作業も多く取り入れたスーツケースは、軽量で使い勝手が良く気密性に優れた高品質を誇り、都心・地方問わず百貨店から厚い信頼を得ている。国内客はもちろん、日本製を強みにインバウンドによる購買が多いのも特徴だ、海外での知名度も年々高まり、売り場での指名買いも多いという。
25年はより高級感のある素材や仕上げにこだわった最上級ライン「J5コレクション」をスタート。目の肥えた外商顧客や富裕層のインバウンドなどの人気を集め高く評価された。

