アベイル、生産管理システムに引き合い高まる 来年クラウド化

2022/11/11 06:25 更新


 情報システム開発のアベイル(横浜市)の生産管理システムへの引き合いが強まっている。問い合わせが続き、売り上げは既に今期目標を達成したという。

 価格が安いことが強みだが、そのベースにはアパレル生産に特化したソリューションを開発・提供してきた30年間の経験と様々なソリューション資産がある。機能強化してきたアパレル・小売り向け統合管理システム「経営改革(KK)APプラス」は、来年クラウド化し、工場向け生産管理システム「KK21プラス」と一本化し中核ソリューションに位置付ける。

 同社の生産管理システムは多くの工場・アパレル企業で利用され、これらのシステム仕様を把握していることで、それぞれの要望に応じて自社ソリューションを組み合わせ、安価な提案が可能と小谷理実社長は言う。

 現在、生産管理システムへの期待が高まっており、新規の問い合わせも多い。この期待に応え、30年間の集大成としてKKAPプラスをクラウド化し、カスタマイズなしに全てのインターフェイスでレイアウトを自由に利用できるものにする。来夏までに「PLM・生産管理・生産進捗(しんちょく)統合システム」(仮称)としてリリースする予定だ。

 ODM(相手先ブランドによる設計・生産)や自社ブランド事業に取り組む工場が増え、KK21プラスのユーザー工場もKKAPプラスへの切り替えが進んでおり、新ソリューションに一本化する。これでサポートも効率化できる。

 海外アパレルへの販売を見通し、海外人材の採用も積極的に進めている。「アパレル生産に特化して30年取り組む企業は世界でも例がない。世界にサステイナブル(持続可能)な物作りを広めたい」と小谷社長はいう。また、サステイナブルを考慮せずには「将来はないが、日本では取引先をサプライチェーンとしてとらえ、国内生産をもう一度見直すべき」とも話す。

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