アトレ、台湾に再進出 MRT台北駅地下に新商業施設出店へ

2025/12/17 13:30 更新NEW!


食を中心に「日常に寄り添う」ゾーンを作る(イメージ)

 アトレが台湾に再進出する。台湾法人のJR東日本台湾商業開発(台北市、董事長=髙橋弘行アトレ社長)が台北市のMRT台北駅地下商業施設の一部区画の公募入札で落札し、運営事業者に決定した。施設名と開業時期は未定。

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 対象区画は台北駅地下1階の3号区画と5号区画で、契約面積は約543平方メートル。テナント構成などは未定だが、「日常的に駅を利用する層を中心対象とし、食を中心とした、日常に寄り添う魅力的なゾーン」にする。「これまでの日本でのSC開発や運営を通じて培った知見を生かし、客に新たな駅の利用シーンを創出し、駅を『暮らしのプラットフォーム』に進化させることを目指す」という。

 アトレは台湾の商業施設ディベロッパーの微風、三井物産と合弁会社を設立し、19年1月に台北市の微風の施設内に海外1号店を開設。期間満了に伴い、23年12月に閉店し、台湾事業から撤退した。その後、JR東日本グループと連携した事業を検討し、25年4月にJR東日本グループが設立したJR東日本台湾商業開発に今年11月にアトレが出資、事業を再開することにした。同社の資本金は2億台湾元(約10億円)で、出資比率はアトレ97.5%、JR東日本台湾事業開発2.5%。



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