「アトモス」のテクストトレーディング 今期、売上高170億円維持へ

2021/01/12 06:29 更新


 スニーカーセレクトショップを運営するテクストトレーディングカンパニーは今期(21年8月期)、前期並みの売上高(国内のみ)となる170億円を見込む。主力スニーカーショップ業態「アトモス」の立地は都心中心で、さらにインバウンド(訪日外国人)比率も高いため、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているが、EC販売が急増しており、減収分を補っている。女性向け業態「アトモスピンク」も強化する。

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 コロナ禍によりリアル店に来るインバウンド客が急減したが、アプリ開発を強化したことでECでの売り上げが急増、減収分を補った。ECの売上高比率は従来の40%から、65~70%に高まった。

 またコロナにより「スニーカーの投機対象としての性格がより顕著になってきた」(本明秀文社長)。そのため、希少性の高いモデルは高額でも買われる傾向が強まっているという。

 19年から強化している女性向け業態のアトモスピンクは、単独店が9(「ハート」含む)まで増え、今後も出店を続けていく。ただ、プロモーションのテーマ設定は修正する。これまで「ダンス」をテーマに展開していたが、主に購買決定権のない10代に響く施策となったため、「なかなか商売につなげることが難しいことが分かった」(本明社長)という。今後は訴求方法を再構築する。

■フィリピンに出店

 アトモスの国内出店は控える一方、海外出店は強化する。現地流通企業などと組んでジョイントベンチャーを立ち上げ、富裕層やスニーカーマニアに販売している。

 現在、アメリカに3店、韓国に2店、タイに2店、インドネシアに1店、マレーシアに1店を出しており、4~5月にはフィリピンにも店舗を開設する。「日本国内のスニーカー人気が過熱しており、ブームの懸念がある。アトモスブランドを守るため、海外でも売れているイメージを作りたい」(同)と話す。


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