若手職人と組み、孫の代まで使える革製品

2015/09/25 09:10 更新


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 ファッション雑貨の企画・製造・販売を行うアトリエモモ(横浜市、電話045・226・3470)は、若手革職人の北澤湧さんと協業して、こだわりの色と素材で作るパターンオーダーのレザーグッズ「ユウ×キョーコ・オノ」を立ち上げた。「愛着を持って、長く使ってもらえる革製品を提供する」(アトリエモモの小野京子社長)ことを目指し、まずはトートバッグを販売する。

 アトリエモモは、オリジナルブランドの販売やOEM(相手先ブランドによる生産)、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)、素材開発などを行っている。この間、「やや低価格商品にシフトしてきた」経緯があり、「一度立ち止まって本当にやりたいことをやる」ために、新企画を立ち上げた。

 北澤さんは現在24歳。もの作り一家に生まれ、10代の頃に革細工をスタートした。イタリアのフィレンツェで革を学び、大学在学中からレザーのオーダーメードを行ってきたという。牛、豚革をベースにバッグなどを製作しており、要望があれば美容師のシザーケースなども手掛ける。レザーコートを財布や名刺入れに作り替えるリメークも行っており、口コミで評判がじわじわ広がっている。

 自身もバッグデザイナーである小野社長が北澤さんとの協業を決めたのは、「技術を持った熟練の職人さんは知っているが、若い感覚とモノや素材へのこだわりを持った人と新しい取り組みをしたかった」から。

 北澤さんは初めは断ったというが、本物の良い商品を提供したいという思いが小野社長と共通し、取り組むことになった。「大量消費の世の中で、本当に良い商品を親子2代や孫の代まで時間を刻んでいける商品を作っていきたい」と北澤さん。

良いものを大事に長く使える革製品を提供したいという革職人の北澤さん(左)と小野社長
良いものを大事に長く使える革製品を提供したいという革職人の北澤さん(左)と小野社長

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 おたがいの意見を出し合い、第1弾の商品はやや大きめのユニセックスタイプのトートバッグにした。素材は黒、こげ茶、茶、スムース、型押しの牛革があり、組み合わせるライナーやステッチの素材・色を選ぶことができる。名前タグなどを付けることも可能だ。ライナーは、手持ちのスカーフなど、客からの持ち込みにも対応する。

 625通りのオーダーが可能で、価格は6万8000円。オーダーから約1カ月半ほどで納品する。専門店や百貨店との取り組みを進めるとともに、ネット販売も今後検討していく。

625通りの組み合わせが可能な「ユウ×キョーコ・オノ」のトートバッグ
625通りの組み合わせが可能な「ユウ×キョーコ・オノ」のトートバッグ

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