アシックス デジタルへの取り組み加速 EC比率、23年度に20%台半ばを目指す

2021/12/01 06:28 更新会員限定


ランニングエコシステムを利用した仕組みを他のカテゴリーにも広げる

 アシックスは23年度(23年12月期)にEC売上高比率20%台半ばを目指す。今期は第3四半期でEC比率15%に達し、18年度と比べて11ポイント上昇した。今年2月に発表した中期経営計画ではデジタルを軸にした経営への転換を戦略目標として掲げており、「コロナ禍によりECへの投資の重要性は飛躍的に上昇した。全社一丸となり、投資を含めたデジタルへの取り組みを加速していく」(廣田康人社長)方針だ。

(小田茂)

【関連記事】アシックス 12月期利益予想を上方修正 商品を高度化しデジタル強める

 ECは粗利益率が高く、連結利益の改善にも寄与している。粗利益率はホールセール(卸売り)が18年度43%から今期44%、リテール(直営店)は54%から59%と向上しているが、ECは64%とさらに高水準。ECは売上高が急伸する中でも高い粗利益率を維持しており、チャネルミックスによる全社の粗利益改善に貢献している。

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード会員限定デジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事