《繊維トップに聞く》旭化成 上席執行役員ライフイノベーション事業担当補佐 芳賀伸一郎氏 サステイナブルで勝ち残る

2023/08/10 11:30 更新有料会員限定


芳賀伸一郎上席執行役員ライフイノベーション事業担当補佐

「ロイカ」は増能力へ

 ――繊維事業の衣料・生活関連の今期は。

 キュプラ「ベンベルグ」は前期、火災要因を除くと需要は好調でした。さらに安全な工場にするべく、安全投資を実施して国内外の旺盛な需要に応えていきたい。今年下期には7、8割水準まで戻す構えです。

 火災で一時的に供給不足を経験したことで、ベンベルグの価値を最大限に認めてくれる客先も見えてきました。そうした先とのパートナーシップを大事にしていきます。キュプラ長繊維不織布「ベンリーゼ」は昨年から好調で、今期もその勢いを維持したい。日本向けでヒット商品に恵まれ、コロナ前以上の伸びになっています。ベンリーゼはユーチューバーなどからも認知され、消費者に対するブランド力も向上しています。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定サステイナブル



この記事に関連する記事