青山商事「デジタル・ラボ」 郊外店の導入を加速

2020/09/09 06:30 更新


 青山商事はネットとリアルを融合するシステム「デジタル・ラボ」を新たに「洋服の青山」10店に導入し、順次運用を開始する。これにより、導入店舗は「洋服の青山」で41店となる。また今回導入する店舗がある8県の中で、青森、静岡、岐阜、広島、島根、徳島の6県は県内初導入となる。

(大竹清臣)

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 デジタル・ラボの導入店は、同じ色柄のスーツをサイズ別で保有する必要がなく、限られたスペースで多くの種類を陳列できる。現在は主に都市部の売り場面積330平方メートル未満の狭小店を中心に導入している。今回は、売り場面積660平方メートル以上の大型店を含む地方郊外店を中心とする10店に導入する。これらの店ではスーツ売り場の一部を縮小し、現在強化しているオーダースーツコーナー、ビジカジ、レディスなどを拡充することで、多様化するビジネススタイルに対応した魅力ある売り場を目指す。

 デジタル・ラボは、ネットの豊富な在庫とリアル店舗の接客サービスの両メリットを生かしたシステム。店内には、同社のECサイトと連動するタッチパネル式の大型サイネージやタブレット端末を複数設置し、来店客はこれらの端末を通してECサイト上にある約1000万点以上の在庫から好みの商品を選ぶことができる。ECサイトは店在庫とも連動しているため、洋服の青山全785店にある在庫を確認することが可能となる。

 店の在庫をゲージ見本として試着、採寸する。実際の商品の色柄や着心地などを確認した上で購入することができるのも特徴の一つ。商品は自宅に配送となる。接客を受けながらデジタル・ラボで買い物を体験することで、顧客のネット通販に対する抵抗感を払拭(ふっしょく)し、同社ECサイトの利用促進にもつなげていく。

ネットの豊富な在庫とリアル店舗の接客サービス、両メリットを最大限生かす


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