デザイナーの弓削匠が音楽とファッションを共存させるコンセプトストア「AOR」を東京・中目黒にオープンした。自身のブランド「アダルト・オリエンテッド・ローブス」と、CDやCDプレイヤーを展示、一部を販売する。
CDにスポットを当てたのは、「服屋でレコードはもう食傷気味。CDの方が見え方としてイケてる」のが理由。オランダの高級音響メーカー「バング&オルフセン」の90年代のCDプレーヤーなどもギャラリースペースに展示した。店内に配した「タンノイ」のスピーカーに「テクニクス」のターンテーブルも90年代のアイコンだ。
ブランドを象徴するビッグシルエットのダウンを含めたフルコレクションを揃えたほか、趣味で集めていたベネチアングラスのムラーノグラスや「カルティエ」のビンテージライターも販売する。5年前に開いた代々木上原のレコード店「アダルト・オリエンテッド・レコード」の営業の合間に自身も売り場に立つという。