デニム製品メーカーの青木被服(岡山県井原市、青木茂社長)は、デニムをテーマにした空間プロデュース業を開始した。岡山県倉敷市のグランピング(ぜいたくなキャンプ)施設「おかやまグランピングソラニア」と協業して大型のドームテント「藍」を5月26日に完成させる。「藍」は岡山県特産のデニムに囲まれ、デニムの藍色が持つ静けさと華やかさの二つを最大限イメージした空間になる。
天井に敷き詰められるのは特殊なサテン地を岡山県内で藍染めしたパネル素材で、藍色に輝くシャンデリアと共に、銀糸を使用したクロキ製のシルバーデニムの星型クッションやベッドカバーにもこだわりを散りばめた。いずれも青木被服の専務でファッションデザイナーの青木俊樹氏の立案をはじめ同社職人の技術で制作した。
グランピング施設のソラニアは、22年10月のオープン時にコンセプトルーム「ソラ」を常設しており、今回の「藍」完成に伴い、カジュアルとラグジュアリーの二つの要素を兼ね備えるグランピング施設となる。