「ナンバーエム」メンズでもウエストゴムパンツが人気

2017/04/06 06:28 更新


 オールウェイズが16年秋冬から販売しているウエストゴムのパンツブランド「ナンバーエム」が好調に売れている。この春夏物から本格スタートしたメンズも予想を超える手応えをつかんでいる。

 メンズで特に動きがあったのは、卸し先の一つであるジャーナルスタンダードの感度の高い客に向けたトライセクト2の売り場だ。ナンバーエムは日常に使い勝手の良い「ジェットセッター」とスポーツテイストで機能性を考えた「アクティブ」、シーズンテーマを反映した「プレゼント」の三つのラインがあるが、トライセクト2では見せ筋として入れたプレゼントラインのパンツが、店頭でもECでも売れた。

 ワイドシルエットのチノパンツ(2万8000円)がその代表で、通常のチノパンにはないすっきりきれいなラインと素材感、少し下がったヒップの形などが好まれた。トライセクト2の顧客は30代が多いが、このパンツは20代も取り込んでいる。他の店でも、ファッション性の高いプレゼントラインを客に紹介できているところほど動きがある。

 当初はウエストがゴムであることに抵抗や不安を示す店、客もあったが、試着すると気に入ってもらえるという。独自に開発したダブルゴムは見た目もこれまでの平ゴムとは違い、ホールド感もしっかりしている。

 レディスは阪急うめだ本店の自主編集売り場、D・ラボをはじめ有力セレクトショップで扱われ、好調だ。D・ラボではプレゼントラインの花モチーフやラッフル飾りのパンツが春立ち上がりに好評だった。また、レディスでもワイドなチノパンが売れ筋になっている。


「ナンバーエム」のチノパン


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