アリス・アンド・オリビア好調、雑貨加えて

2016/11/25 06:32 更新



 ルックが販売する米婦人ブランド「アリス・アンド・オリビア」が好調だ。今下期(16年7~12月)の既存店売上高は、前年同期比10%増を見込む。同社が日本で販売して4年。少しずつ店舗数を増やし、リピーターと新規客をつかんできた。アーティストや異業種との協業で認知度を高め、アイテムの拡充で幅広い客層を取り込んでいる。

 ドレスとニットを軸に、今秋冬物ではジャケットと中間アウターが売れている。カードケースやファーのキーチャームといった雑貨も好調で、ECでも動きがいいという。ブランド導入当初は売上高の9割以上をドレスとパンツなどが占めたが、現在は服の品種が広がり、さらに雑貨が加わったことで、30~40代を中心に20~60代まで幅広い層から支持されている。

 雑貨は今秋冬から販売を強化し、型数を1・5倍に増やした。ドレス中心のホリデーコレクションでも初めて雑貨を揃え、クリスマスに向けたギフト需要に応える。17年春夏には雑貨で新しいカテゴリーを投入する予定で、17年に売り上げ構成比20%を目指す。

 現在の店舗数は百貨店のインショップを中心に14(アウトレット1店を含む)。「予定通りに進めてきた」とし、今後の出店は「ブランドに適したロケーションがあれば」というスタンス。伸ばしているECに注力し、ノベルティーや送料無料キャンペーン、EC限定商品の投入などで売り上げを拡大する。

今冬のホリデーコレクション



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