アレキサンダー・マックイーン 21年春夏は映像形式で

2020/12/21 11:00 更新


 「アレキサンダー・マックイーン」はこのほど、21年春夏ウィメンズおよび秋冬プレメンズコレクションを英国の映像作家ジョナサン・グレイザーによる映像形式で発表した。ブランド初となる映像形式で「シーナウ、バイナウ」を採用した。サラ・バートン就任後、初めての男女合同でのコレクション発表となった。発表後、公式オンラインサイトで最新コレクションのプレオーダーを開始する。

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 フィルムのタイトルは「FIRST LIGHT」。ロンドンのテムズ川を思わせる川の中をドレスをまとった2人が逃げるような映像で始まった。泥の上に座った丸坊主のモデルは、ピンクのコルセットドレスとワークブーツというコントラストの利いたスタイルだ。汚れたようなプリントのドレス、白いシャツドレス、橋のたもとでストーリーが展開されていく。水面の光ととともに描くロマンチックな映像で見せた。

 ルック写真からは、このブランドらしい構築的なシルエットが見て取れる。

 コルセットディテールのドレスとシャープなテーラーリングの二つの軸の間で展開したコレクション。レッグ・オブ・マトンのようなボリュームのスリーブが特徴となるシーズン。メンズもレディスと共通するデザインが見て取れる。バイカージャケットとシャープなパンツスーツが共通するデザイン。

 「世界は人と人とのつながり、感情に満たされています。シェイプ、シルエット、ボリューム、必要最低限の美しさのみを残し本質をむき出しにしました」とサラ・バートン。


(小笠原拓郎)



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