イオンリテールは、全国47都道府県のうち唯一イオンの空白地帯だった福井県に、そよら福井開発(福井市)を7月13日開設した。77年に福井市に開業したショッピングタウンピアに核店舗としてジャスコ(現イオンリテール)が出店していたが、03年にピアが閉店したのに伴い、イオンリテールは県内に店を出していなかった。
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マックスバリュやウェルシアなどイオングループの食品スーパーやドラッグストアは県内にあるが、イオンの看板が県内に掲げられるのはジャスコ時代も含めて21年ぶり。「(ナショナルチェーンとして)候補地の中から条件に合致する出店を推し進めてきた」(浜口好博イオンリテール取締役専務執行役員)結果だ。
そよら福井開発はイオンスタイルを核にした売り場面積5260平方メートルの中規模SC。ソフトオープンの2日間で1万人以上が来店し、グランドオープンには開店前に760人が並んだ。地元からの期待は大きく、「信頼される店づくりを進めたい」考え。