イオンリテールは今月開業したイオンスタイル豊田(愛知県豊田市)に、700平方メートルとこれまでで最大規模のスポーツ専門店型売り場「スポージアム」を導入した。地元で盛んなランニング、ウォーキングを切り口に地域密着型で運営する。価格志向型のウォーキングウェアを揃えたコーナーはイオン各店に配置を急ぐ。
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スポージアムは16年3月に立ち上げたウェルネススポーツの専門店型売り場。豊田が8店目で、初めて中島での開設となった。ランニングマシン2台を配置するなど、ジョギングのコーナーを中心に据えている。都内の店ではヨガなどを打ち出してきたが、豊田では周辺で駅伝などが盛んなことに対応した。運営でも「地域密着を進めたい」(阿川裕ショップ商品部スポージアムリーダー)とする。
グループのスポーツオーソリティとの連携で品揃えを広げ、駅伝などのスポーツで実績のある販売スタッフを配置した。さらに、10月にはショップとしてウォーキングイベントを実施。
「アンダーアーマー」などのブランドを扱う一方、ウォーキングウェアで上下それぞれ1880円、2880円といった価格の商品を揃えた130平方メートルのコーナーを設けた。今春、各地の「イオン」「イオンスタイル」への導入をスタートし、すでに30店余りになった。ブランド商品で捉えきれない手軽に楽しみたいニーズや普段着と兼ねることに対応する。来年には150~160店に拡大する見込みだ。
