イオン、セブン&アイHDの3~8月連結 19年度比では増収減益 GMSの回復遅れる

2021/10/09 06:30 更新有料会員限定


 イオンとセブン&アイ・ホールディングスの3~8月連結決算が出揃った。イオンは多様な業種業態で構成されることで、セブン&アイHDは米国でのコンビニエンスストアチェーン取得で増収増益となった。営業収益では両社とも3~8月としては過去最高になっている。ただしコロナ禍の影響は継続しており19年度比ではいずれも増収減益にとどまった。6~8月の国内での感染拡大がGMS(総合小売業)などの回復を遅らせた。衣料品などの非食品は厳しい販売動向が続いた。下期に向けては人流の回復が見込まれるが、安全安心の取り組みは欠かせず、変容したニーズへの対応が求められる。両社とも今期、中期経営計画をスタートしたが、コロナ禍による消費動向の急速な変化を捉え、それぞれDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する構えだ。

(田村光龍)

6~8月の感染拡大響く

 イオンの3~8月連結は多様な事業ポートフォリオ、前年度のような大規模休業がなかったことなどから増収増益となった。ただし6~8月の感染拡大で伸ばしきれなかった。

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