アダストリア「ラコレ」秋冬 アパレルの企画を刷新

2017/09/27 04:27 更新


 アダストリアが春にスタートしたライフスタイルブランド「ラコレ」は今秋冬、アパレルの商品企画を変え、売り上げ構成比も引き上げる。認知度向上のため、東京・新宿で25日~10月1日、大阪・梅田で10月6~9日に期間限定店を出す。

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 ラコレは日常に役立つ機能を特徴とするブランドで、現在8店を運営する。春夏の売り上げ構成はメンズ、レディスの服と服飾雑貨が6割、生活雑貨が4割で、課題はアパレルという。スタート時の商品はかなりシンプルで誰でも着やすい一方、ファッションの楽しさが弱かったとし、「まず商品自体が格好いい、可愛くて、実は機能的」という見え方にする。

 春夏シーズン中も一部品揃えは修正したが、秋冬はさらにトレンドのデザインやカラーを充実。撥水(はっすい)のコーデュロイワイドパンツなどが売れている。服は価格も見直し、少し値段を抑えた。生活雑貨はオリジナル商品を増やしている。

 8月に就任した猪瀬清久ラコレ営業部長は、同社の「スタディオクリップ」出身。既存業態のノウハウを生かし、入店したくなるわくわく感をラコレでも演出する。29日オープンのイオンモール橿原店と10月末の廿日市ゆめタウン店は新しい内装にする。スピード感を持って柔軟に軌道修正しながら、「ラコレらしさを作っていきたい」とする。

 東京にはまだ店舗がないため、人通りの多い新宿駅地下通路に出した期間限定店は物販のほか、商品の機能を紹介するデモンストレーションも行う。プレゼント企画などでメールマガジン登録を促し、限定店終了後もECで購入してもらえるようにする。

新宿の期間限定店では、商品の機能を紹介する


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