「グローバルワーク」 30年に年商1000億円目指す 国内都市部と東南アジアを強化

2024/10/03 17:30 更新


木村治社長(右)と田訓執行役員グローバルワーク営業本部長

 アダストリアの「グローバルワーク」は、30年に年商1000億円を目指す。現在は郊外店舗が主力だが、都心やターミナル立地の店を増やして都市部へ販路を広げる。ASEAN(東南アジア諸国連合)への出店を強化し、海外売り上げも伸ばす。

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 24年9月に30周年を迎えた。24年2月期の売上高は、前期の455億円から516億円に伸びた。全社売り上げの約20%を占める。主力ブランドとして、さらなる成長へとテコ入れする。

 「山手線の駅で店があるのは池袋のみ。出店の余地はまだ大きい」(太田訓執行役員グローバルワーク営業本部長)とし、都市部への進出を強化する。25年春には東京・銀座に売り場面積約1000平方メートルの旗艦店を出す。330平方メートルほどの店が多い既存店は1.5~2倍に増床を進める。

 海外店は台湾と香港が主力だが、25年からはタイ、フィリピン、マレーシアなどにも進出する。年商1000億円のうち、100億円を海外で売り上げる考えだ。

 アンバサダーに吉高由里子さんと宮沢氷魚さんを起用し、新ブランドメッセージ「リブ・トゥギャザーともに生きよう」に沿った内容のテレビCMも放映し、認知拡大を狙う。

 木村治社長は「将来的に全社で売上高5000億円を目指す。グローバルワークの年商1000億円はその要だ」と話す。



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