アダストリアの「グローバルワーク」は8月10日、東京・渋谷の本社で、子供向けのイベントを開いた。ワークショップやモデル気分を味わえる撮影会などを実施した。顧客との接点をより深める狙いがある。
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連休明けからのキッズ向けデニムアイテムの打ち出しと連動した企画だ。抽選で選ばれた10組の親子が参加した。B品のジーンズにワッペンやリボンをつけるワークショップや、環境に配慮したジーンズの作り方の説明などで、サステイナビリティーについても学べる内容にした。
撮影会はEC用のルック写真を撮る社内スタジオで行った。社員が同ブランドのデニムアイテムを主役にコーディネートし、プロのメイクスタッフやカメラマンの手で本格的に撮影した。
普段は表に出ない本社スタッフとの触れ合いを通して、子供たちにファッション業界の仕事を知ってもらう目的もある。グローバルワーク営業部の押田梨沙氏は「SDGs(持続可能な開発目標)の目標4〝質の高い教育をみんなに〟にも通じる」と話す。
今後も学校の長期休暇に合わせてイベントを開く考えだ。「実際に服を着てくれている子供たちとの触れ合いを商品企画に生かしたい。社員のモチベーションも上がる」という。