アダストリア 7月1日からエコバッグ50万枚無料配布

2020/06/26 06:30 更新会員限定


社内インフルエンサーがコーディネートを提案

 アダストリアはCSR(企業の社会的責任)活動の一環で7月1~14日、残反を再利用したオリジナルエコバッグ50万枚を1300店で無料配布する。プラスチック製買い物袋(レジ袋)有料義務化を機に、「エコバッグを持って服を買いに行く新しいファッション行動スタイル」の浸透を目指す。5月には「自社衣料在庫の焼却廃棄ゼロ」も宣言し、「作り過ぎない・残さない・値引きを抑える」サステイナブル(持続可能な)経営も鮮明にした。「新しいファッションのワクワクした活動を通じて、『衣料廃棄ゼロと営業活動の両立』をしていくのが私たちの未来創造」としている。

(疋田優)

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 CSR活動は14年に立ち上げた。「環境を守る」「人を輝かせる」「地域と成長する」を重点テーマに、CSRチームが全社への浸透に努めている。17年から生産や人権などもテーマに各部署横断で話し合い、エコ素材の使用や、商品の質と最適生産数の精度向上、工場への発注キャンセルをしないなどの意識共有が進んでいる。

持参者増え手応え

 エコバッグ50万枚配布は、レジ袋を削減する「リバッグプロジェクト」の一環。15年から店舗レジ袋を辞退する購入者への10ポイント還元を実施。昨年度は削減枚数が63万枚(前年度比67%増)とエコバッグ持参者の増加に手応えをつかんだ。今回の50万枚配布で同プロジェクト賛同者をさらに増やし、「エコバッグを持って服を買いに行く」新しい行動様式を根付かせるキャンペーンとする。

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