アダストリアは14日、同社初の接客ロールプレイング大会「SSC全国選考会」を開き、予選を勝ち抜いた代表15人の中から上位3人を決定した。全1375店、約1万8000人のスタッフからトップに選ばれたのは「ジーナシス」アミュプラザ小倉店のエース店長の野田莉夏子さん。出場者には、店頭で身に付ける認定バッジを授与した。
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旧ポイント時代にブランド単位の大会はあったが、アダストリアとしては初開催。販売員のモチベーションと地位、店舗の力を向上させることが目的だ。新しい認定制度の選考でもある。
現在、同社には7の支店があり、推薦をもとにエリアでの選考会を重ねて15人に絞った。当日はロープレの実力に加え、普段の店舗での接客力や周囲へのプラスの影響力なども基準に選考。支店制度を活用することで販売員へのリアルな評価や選考会の周知もしやすくした。
認定制度ではプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4種類のバッジを作った。ベストオブプラチナに輝いた野田さんは、「謙虚にこれからもっと頑張りたい」と話した。プラチナには「レイジブルー」熊本ニューズ店店長の増田宇志さん、「グローバルワーク」イオンモール浜松市野店スタッフの松浦将さん。12人はゴールドの認定を受けた。
福田三千男代表取締役会長兼社長はあいさつで「皆さんしか発信できない」と、消費者と接する販売員の重要性を強調した。選考会は来年も継続する予定。ブランドの枠を超えて支店単位でもチーム力が高まりそうだ。

