アダストリアの18年3~8月連結決算は売上高1050億500万円(前年同期比2.6%減)、営業利益5億2900万円(86%減)の減収・大幅減益となった。4、5月の既存店売上高が2ケタ減と沈み、在庫消化のため値引き販売が増加。粗利益率は1.9ポイント悪化して53.9%だった。
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3~5月に「ニコアンド」以外の多くのブランドが苦戦。6月以降は夏物セールや晩夏初秋商品投入の前倒しによって回復基調となったが、前半の不振が響いた。販売不振はオフィス移転や支店制度導入などの影響で、社内の情報共有やサンプル検討などの議論ができにくくなってしまったため。
すでにこれらの改善を進めており、秋の立ち上がりは順調なことから、通期業績は売上高2270億円(1.9%増)、営業利益84億円(67.8%増)と当初予想を据え置いた。
