エース「カナナプロジェクト」10周年

2016/11/07 06:54 更新


 エース(森下宏明社長)は、主力のトラベルバッグブランド「カナナプロジェクト」が2017年に10周年を迎えるのを機に、同ブランドのライセンス事業と海外での販売を開始する。ライセンスアイテムは、旅と親和性が高い雑貨やウェアを計画している。

 カナナプロジェクトはエースと、人気テレビ番組「世界ふしぎ発見!」のメインレポーターの竹内海南江さんとの共同開発ブランドとして2007年にスタートし、百貨店、専門店などで販売している。旅を快適にするための使いやすさとデザイン性を追求。

 

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  「製品サンプルを使ってみて、情報をフィードバックして修正することで完成度を高めている」(竹内さん)という。主なアイテムはバッグとトラベルグッズで、これまでに206万本を販売した。2016年の販売額は50億円(小売ベース)の見通し。2017年は60億円、2020年に100億円を見込む。

 10周年を機に、「トラベルソリューションブランド」として確立することを目指し、エースがマスターライセンサーとなってライセンスビジネスを開始。ライセンスアイテムは2017年秋冬から販売を始め、2018年春夏にはシューズ、スカーフ、ハンカチ、タオル、靴下、手袋、毛布、帽子、傘などに広げる。

  海外販売は韓国、中国本土、台湾、香港、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイで販路は百貨店などを予定している。

森下社長 

エース森下社長
 カナナプロジェクトは、クリエイティブディレクターの竹内さんと、当社のデザイナー、マーチャンダイザー、営業、店作り、カスタマーサービス担当を含めたチーム力で成功した。主力購買層の60歳以上の女性は本物が分かる世代であり、この層に価値と価格のバランスを評価していただいた。カナナプロジェクトは「ace.」「プロテカ」「ゼロハリバートン」と並ぶ4つのコアブランドのひとつで、シニア女性に向けた唯一のブランドだ。シニア女性に向けた旅のソリューションブランドにしていきたい。


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