エースが登山用リュック ビジネス向けのノウハウを応用

2026/07/09 06:27 更新NEW!


日本人の平均的な体形に合うように開発した「ユニバーサルハーネス」を採用

 エースは27年春夏から登山用リュックの販売を始める。得意のビジネスリュックに取り入れている人間工学に基づく背負いやすいハーネスや、耐久性の高い縫製などを応用した。登山・スポーツ用品専門店への卸など、新たな販路を開拓する。

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 同社はラゲージ、メンズビジネスバッグに強みを持つが、近年は客層の拡大を狙ってレディス、オンオフ兼用のカジュアル、Z世代向けのストリート系のバッグにも商品を広げてきた。アウトドア分野への参入もその一環。

 登山リュック「ライトレック」(税込み3万3000円)は、容量約20リットルで低山の気軽な日帰り登山を楽しむ初心者を狙った。ロールトップ方式で最大約30リットルまで拡張できるため、中級者以上にも対応できる。

 耐摩耗性に優れて軽量な超高分子ポリエチレン繊維混の生地を使い、重量を1キロ以下に抑えた。都会的なグレー、落ち着いたグリーンの2色で、自転車通勤など街での使用にもなじむ。

都会的なルックスも魅力の「ライトレック」

 設計は研究・開発部署「エースラボ」所属で、リュックの荷重の分散などについての論文で博士号を取得した若生然太さんの知見を生かす。ハーネスは日本人の体形計測データを基に開発した「ユニバーサルハーネス」を採用した。クッション材までメッシュ構造にして通気性も高めた。体格の小さい女性向けもある。

 「毎日使うビジネスリュック用に磨いてきた縫製技術は、山用と同じくらい耐久性に優れる」(若生さん)。荷室にアクセスするジッパーの位置や角度へのこだわり、細部までゆき届いたポケット配置などもビジネス向けバッグから応用した。

レインカバーが付属する

 展示会に登山・スポーツ専門店のバイヤーを招いたところ、反応が良く既に複数の商談が進んでいる。「将来的には山小屋泊などを想定した大型モデルも出したい。まずは直営店や卸先での反応を見て次の出方を考える」としている。



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