《素材3分レッスン20年春夏》透かし編み 編目に穴を作ってレースのように

2020/05/06 06:26 更新


 カーディガン、ベストからスカートやパンツなど、幅広いアイテムでよく使われている。ヤングブランドから大人向けまで、種類も様々。編機の針にかかる糸(編目)をほかの針にとばすことで、透かし模様を作っている。

 レース編みとも言う。目移しといって、針にかかっている編目(ループ)をほかの針に移し、透かし目を作る。ほかに、ループを引き上げながら編む、タック編みもある。透かし編みの代表的なアイレット編みは、ハトメのような小さな穴を空けたように見える模様が特徴だ。編み方を応用しながらいろいろな透かし目を組み合わせて、模様に仕上げている。

 今シーズンのシンプル、ナチュラルなトレンドを受けて、軽やかな雰囲気を演出できる素材の一つ。シフォンやレースだとエレガントになりがちだが、透かし編みだとクラフトの要素が加わり、涼しげで軽やかな印象になる。透け感を色っぽさでなく、爽やかに表現できる。

ベイクルーズグループ「ボナム」の3種類の透かし編みを組み合わせたパンツ


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