繊研新聞が調査した25年春夏テキスタイルキーワードランキングは「サステイナブル」が春夏・秋冬通算で12シーズン連続1位となった。
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サステイナブルは物作りの基本的な要素の一つになっている。ここ数年は2位以下を大きく引き離す圧倒的な1位だったが、票数はだいぶ小差となり、あえてトレンドキーワードとして挙げるものではなくなってきたとも見て取れる。
「上質・高級感」「ナチュラル」は前春夏から引き続き上位にランクイン。ランク外から浮上してきたのは、「エレガンス」や「半透明」、「複雑・手仕事風」といったキーワードだ。ナチュラルや「ビンテージ」といったリラックス感のある雰囲気の人気も根強いが、一方でシアーやエレガントなモード感のある生地、付加価値をわかりやすく見せる生地へのトレンドの変化を感じさせる。
アンケートの対象は、原糸・テキスタイルメーカー、コンバーター、染色加工業、商社。シーズンのキーワードをテイスト、タッチ、原料など50以上の中から五つ選んでもらい、理由や想定する用途を聞いた。有効回答数は37。
