17秋冬東コレも、シーナウ・バイナウの動き

2017/02/23 06:35 更新


 日本ファッション・ウィーク推進機構は、3月20~25日に開く「アマゾン・ファッション・ウィーク東京17年秋冬」の詳細を発表した。

 ファッションショーのあり方が世界中で揺らぎ、「シーナウ、バイナウ」の動きも広がる中で、東京のファッションウィークも一般消費者をいかに巻き込むかが焦点になっている。

 参加ブランド数は53、うち初参加17、海外からの参加は7。新規の取り組みとして、ウィークのメインスポンサーであるアマゾンジャパンが〝アットトーキョー〟というイベントを行う。「アマゾンファッション」が選んだ3ブランドのショーイベントを行い、10日にアマゾンサイト内にオープンする“アットトーキョーストア”とも連動する。

 併せて、デザイナーやインフルエンサーが好みの書籍や家電製品を紹介する〝マイアマゾン〟のキュレーションページも設ける。

 アットトーキョーの参加ブランドは、DJのマドモアゼルユリアがデザインする「グローイングペインズ」、下中美穂子がディレクションするバロックジャパンリミテッドの大人女性向け「ハウスコミューン」、渡辺真史がディレクションするメンズ中心の「ベドウィン&ザハートブレイカーズ」の3つ。

 アマゾンファッションのジェームズ・ピータースバイスプレジデントは、「ウィークのメインスポンサーとして、日本のファッションコミュニティーを引き続き支援し、日本のデザイナーにグローバルなECプラットフォームを提供したい」と話す。

 消費者の取り込みを意識した企画「トーキョーボックス」も新たに行う。神戸コレクションや東京ランウェイを仕掛けるアイグリッツが主催し、ルミネが協力。東京・新宿のニュウマン内のイベントスペース、ルミネゼロで、リアルクローズとして人気のブランドのショーやイベントを行い、ブランドやルミネの顧客を招く。一部のブランドは17年春夏物を見せる予定。

 16~17年秋冬から続く経済産業省資源エネルギー庁主催のイベント「セイブザエナジープロジェクト」も、消費者の巻き込みを意識する。ウィーク中にプロジェクトの公式マークの発表を兼ねた落語イベントを開催。18~26日にはビームスジャパンで同プロジェクトの催事も行う。消費者へのショーの招待状プレゼントなども継続する。

010101
アマゾン・ファッション・ウィーク東京17年春夏で発表した「アキコアオキ」のショーから


この記事に関連する記事