「父の日」商戦、ポロシャツ勝負

2015/06/16 08:53 更新


 メンズ業界では春夏最大のギフト需要となる「父の日」商戦に向け、百貨店向けカジュアルブランドを中心にポロシャツの提案に力を入れる。

 「ジョセフ・アブード」(オンワード樫山)は京都の村田染工と組み、京洛染め(草木染め)の綿100%のポロシャツ(1万7000円)を販売している。京洛染めにシルクプロテイン加工することで、保湿性や抗菌防臭性に優れ、さらっとした着用感となる。生地、縫製とも日本製で真朱や黄水仙、福寿茶などの呼び名で日本の色を表現する。そのほか、襟を切り替えたリネン混のポロシャツ(1万4000円)もある。

 「イルファーロ」(三陽商会)は半袖カットソーを前年よりも20%増やして作り込み、ギフトだけでなく自家需要向けでも強化している。吸水速乾と消臭機能があるタックドビー鹿の子のジップポロシャツ(1万 1000円)やリネン混でストライプ柄のジップポロシャツ(1万3000円)などがある。ポロシャツにも合う綿麻の軽量ジャケット(2万9000円)も販売する。

 「シンプルライフ」(レナウン)は「ポパイ」のキャラクターと協業したTシャツ(6800円)やミニタオル(1000円)を出した。既存と別の売り場(10店)でギフトの訴求をする。主力アイテムのポロシャツでは布帛襟タイプ(1万1000円)、リネンと「クールマックス」による上質で機能性の高いタイプ(1万4000円)などを揃える。

「ジョセフ・アブード」の京洛染めポロシャツ
「ジョセフ・アブード」の京洛染めポロシャツ


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事