双日インフィニティは輸入販売するフランスのメンズファッションブランド「ヴィコント・アー」で、大都市圏の百貨店への出店とECを強める。現在は高島屋の6店(新宿、日本橋、横浜、玉川、大阪、京都)で販売している。秋冬物は「本物のパリジャンをハトに例えて」をテーマにハトのモチーフを様々な手法で表現したエレガントなカジュアルウェアを提案する。
同ブランドは仏の貴族で馬のブリーダーだったデザイナー兼ブランドオーナーのアルチュール・ド・スルトレ氏が、05年にイタリアの高品質な素材を使ったフレンチトラッドのネクタイでスタートした。現在はメンズカジュアルを中心にレディス、キッズなど総合ブランドに成長し、ギャラリー・ラファイエットなど仏国内に12店、世界200店で展開している。
ブランドコンセプトは「仏の高貴な伝統と完璧さをベースにした現代的なライフスタイルの追求」でエレガントでありながらリラックス感のあるシックな世界を提案している。「ディテールにこだわって素材を選択し、大胆で鮮やかな色合いで表現するブランド」として評価されている。ポロやサッカー、クラシックカーレースなど様々なスポーツイベントを積極的にスポンサードしている。
日本では12年秋からメンズカジュアルを高島屋が輸入販売する形で新宿店と大阪店を皮切りにスタート。17年春から双日インフィニティが引き継ぎ今秋から出店、ECで本格攻勢をかける。
秋冬物はハトのモチーフをプリント、ジャカード、エンブロイダリーなど様々な手法で表現する。「エレガンス」と「カラフル」をベースに遊びをプラスした高質なカジュアルを提案する。色はブルー系、レッド系を軸にカラーパンツは10色展開。
中心価格はウールのチェスターコート9万3000~9万9000円、カシミヤニット4万6000~5万3000円、シャツ2万1000~2万5000円、パンツ2万3000~2万6000円。