百貨店11月売上高、9カ月連続マイナス

2016/12/21 06:30 更新


 日本百貨店協会が発表した全国百貨店(81社、234店)の11月売上高は前年同月比2・4%減の5257億円と9カ月連続でマイナスだった。国内客売り上げ(構成比97・2%)は2・3%減。免税売上高(構成比2・8%)は7・1%減と8カ月連続で下回った。外国人客数は12・2%増と46カ月連続で伸ばした。

 商品別では衣料品が2・4%減のマイナスだったが、10月(6・5%減)と比べ改善した。紳士服は2・8%減、婦人服は2・0%減だった。化粧品は5・1%増と20カ月連続で前年を確保した。地区別では2カ月連続で全てが前年割れだった。

 東京地区の売上高は1・4%減の1441億円で4カ月連続のマイナスに終わった。入店客数は0・1%減でほぼ前年並み。商品別では食料品が0・6%増で4カ月ぶりにプラスに転じた。衣料品は前年同月が大きく落ち込んでいたため、0・5%減にとどめたが、前年には届かなかった。婦人服はチェスターコートやダッフルコートに人気が集中しているという。

 12月は15日までで2%強のマイナスで推移している。



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