主要国の越境EC調査、中国・米国のユーザーが約6割

2017/03/27 06:30 更新


日本を含む世界32カ国の約2万8000人の消費者が対象

【知・トレンド】《データを読み解く》主要32カ国の越境EC規模 中国、アメリカで6割占める

 オンライン決済のペイパルの調査によると、主要32カ国の越境ECの規模(各国ユーザーがどれぐらい越境で購入しているか)は、中国、アメリカ、インド、フランス、イギリスの順となった。中国とアメリカで全体の約60%を占めている。

 中国の越境ECユーザーの購入先は、日本と韓国が同率で1位(13%)となった。次いで、アメリカ(9%)、フランス(4%)、オーストラリア(4%)と続く。日本で買う理由は「商品の品質」(日本から購入した中国バイヤーの59%が回答)、「自国で買えないこと」(59%)、「ショップへの信頼性」(40%)が上位だった。アメリカの越境ECユーザーの購入先は、中国が1位(14%)。次いで、イギリス(10%)、カナダ(7%)、日本(5%)、韓国(4%)となった。日本に対する購入動機は「価格」と「新しい商品の発見」が上位だった。中国、アメリカの70%以上のユーザーが、「アマゾン」や「イーベイ」などグローバルプラットフォームでの購入を好んでいる。



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