概要
マイケル・コース(Michael Kors)は、1981年にデザイナーのマイケル・コースが立ち上げたファッションブランド。ニューヨークをはじめ、パリ、ミラノ、ドバイ、上海など、世界各国の主要な都市に店舗を構え、全国各地に77店のショップを展開している。
マイケル・コースの他に、「マイケル・マイケル・コース」「コース・マイケル・コース」など3ブランドを展開し、アクセサリー、靴、時計、ジュエリー、メンズとウイメンズの服、フレグランス、化粧品などを総合展開している。
日本では、路面店・百貨店・SC(ショッピングセンター)・アウトレットなどで幅広くショップを展開しており、バッグやシューズなどのアイテムが人気。
歴史
マイケル・コース(Michael Kors)は、アメリカ人デザイナーのマイケル・コース氏が1981年にニューヨークで自身の名前を冠したブランドを立ち上げたのがはじまり。立ち上げ当初は、レディスのスポーツウェアブランドだった。
マイケル・コース氏は、1995年に雑誌のELLEが主催するアワードで、キャデラック・ファッション優秀賞を受賞。同じ年に、オンワード樫山のブランド「ICB」の初代デザイナーとなった。
1981年に自身のブランドを設立。1990年にカジュアルラインの「コース・マイケル・コース」、1996年にセカンドラインの「コース(KORS)」を立ち上げた。
翌年の1997年には、「セリーヌ(CELINE)」のレディス部門のクリエイティブディレクターに抜擢され、数多くの女優の衣装をデザインした。
1999年にはアメリカで最も活躍するファッションデザイナーを表彰するCFDA(アメリカファッションデザイナー協議会)のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い評価を受けた。
2001年にはアクセサリーライン、2002年にはメンズラインの展開もはじめ、2004年にはセカンドライン「コース(KORS)」の後継ブランドとして新たに「マイケル・マイケル・コース(MMK)」を発表するなど、ラインナップを広げた。
日本での展開スタートは2004年5月。オンワード樫山が「マイケル・マイケル・コース」のライセンス契約を結び、レディ・トゥ・ウェア(既製服)を中心に販売した。
2010年夏、日本初の店舗を表参道にオープン。その後、セカンドライン「マイケル・マイケル・コース」のバッグやシューズなどの革製品、時計やサングラス、アクセサリーなどを中心に、全国の主要百貨店へと展開を広げた。
同時期に、アメリカのマイケル・コース社100%出資で、日本支社のマイケル・コース・ジャパンを設立した。
2018年冬には、ファッションジュエリー事業を廃止し、ファインジュエリー事業へ参入すると発表した。
2018年12月末には、銀座や表参道に続く5店目のライフスタイルストアを大阪・心斎橋にオープン。レディス・メンズ、フレグランスやシューズなど全ラインを展開している。
(2019年2月現在)