概要
フレッドペリー(FRED PERRY)は、「ポロ・ラルフローレン」「ラコステ」と並んでポロシャツの御三家と呼ばれるスポーツカジュアルブランド。
ローレル(月桂樹)のロゴをあしらったワンポイントのポロシャツは幅広い世代に愛されている。創始者で元テニスプレイヤーのフレデリック・ジョン・ペリー(Frederick John Perry)の愛称がブランド名の由来。フレデリック・ジョン・ペリーは、史上初のグランドスラムを達成した偉大なプレイヤーだが、お洒落なスタイルからベストドレッサーとしても認知されていた。
日本ではヒットユニオンが販売するとともに、英フレッドペリー社、フレッドペリーUSAなどを子会社としており、グローバル戦略を進めている。
歴史
フレッドペリー(FRED PERRY)が創設されたのは、フレデリック・ジョン・ペリーがテニスプレイヤーを引退した後の1940年代後半。フレデリック・ジョン・ペリーが、当時優れたリストバンドの開発にあたって、フレッドペリーの名前を入れたのがきっかけ。開発したリストバンドは軽くて、柔らかく、テニスのトッププレイヤーがこぞって使用したことで、フレッドペリーの名前が広まった。
フレデリック・ジョン・ペリーはリストバンドに続いてシャツの製造に着手し、1952年にロンドンでフレッドペリースポーツウェア社を設立した。フレッドペリーのシャツは、当時の一般的なテニスウェアと異なり身体にフィットするシルエットで、多くのテニスプレイヤーから人気を得た。フレデリック・ジョン・ペリー自身もテニスの解説時に着用し、積極的な広告活動を実施。スポーツブランドとして認知されていった。
日本でもフレッドペリーの知名度は高く、スポーツおよびカジュアルブランドとして長く人気を保っている。
日本では1970年、ヒットユニオンが製造ライセンスの契約を結んだことから普及した。1995年にはヒットユニオンが英フレッドペリー社を買収した。ヒットユニオンは2013年、英フレッドペリー社を通じて、ラベンハムも傘下に収めた。
(2019年3月現在)