概要
イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、デザイナーの三宅一生が立ち上げた日本のファッションブランド。1971年にニューヨークで初めてコレクションを発表し、現在はパリでコレクションを開催している。
ブランド創始者の三宅一生は2007年のシーズンをもって退任し、2012年の春夏コレクションからは宮前義之がデザイナーを務めている。
歴史
イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、日本を代表するファッションブランド。1971年にスタートした。
ブランド創設者の三宅一生は1938年生まれ。多摩美術大学在学中に、衣服をファッションではなくデザインととらえる独自の視点を発表し注目された。大学卒業後にパリに渡り、5月革命で学生たち若者による抗議運動を目の当たりにしたことを契機に、一般人に向けた服作りをスタートした。日本に戻り、1970年に「三宅デザイン事務所」を設立。その翌年の1971年にニューヨークで初めて「イッセイミヤケ」のコレクションを発表した。
1974年に一号店を東京・外苑前にオープン。翌年にはパリに海外一号店をオープンした。
三宅一生は2000年のコレクションから、イッセイミヤケのデザイナーを滝沢直己に引き継ぎ、2007年のシーズンをもって退任した。2007年からは藤原大がクリエイティブディレクターに就任し、2012年の春夏コレクションからは宮前義之が担当している。
三宅一生は、服作りを始めた当初から一貫して「一枚の布」をコンセプトにブランドを展開し、三宅一生が退任した今も受け継がれている。
イッセイミヤケには関連ブランドがいくつもあり、1994年から続く、1本の糸から素材を開発し、服の形に縫製した後にプリーツをかける手法で展開する「プリーツプリーズ・イッセイミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」や2010年にスタートしたバックの「バオバオ・イッセイミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」がある。その他には「イッセイミヤケメン(ISSEY MIYAKE MEN)」「オムプリッセ・イッセイミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」「ハート(HaaT)」「me ISSEY MIYAKE(ミー・イッセイミヤケ)」など。
(2019年7月現在)