概要
モンクレール(MONCLER)は、ダウンジャケットを主力とするラグジュアリーブランド。フランス・グルノーブル地方の都市モナスティエ・ドゥ・クレルモン発祥。現在はイタリアに本社を構えている。
〝ラグジュアリーダウン〟という新たなマーケットを生み出したブランドとして知られ、保温効果などの機能性と優れたデザイン性が世界中のファンを惹き付けている。
モンクレール社の会長兼CEOでクリエイティブディレクターも務めるレモ・ルッフィーニ氏が、細部に至るまでデザインと企画にこだわり、ブランドイメージを高めている。
日本では、本国と八木通商の合弁会社、モンクレールジャパンが卸と直営店の展開を進めている。日本との関わりは強く、とくにレモ・ルッフィーニ氏と八木通商の八木雄三社長の親交が深い。2018年3月時点での日本の店舗は、銀座と青山の直営路面店と百貨店インショップが25店、アウトレットが3店。
歴史
モンクレール(MONCLER)が誕生したのは1952年。当初は山岳やスキーウェアのブランドとして認知されていたが、レモ・ルッフィーニ氏がメゾンを引き継いだ2003年以降、シルエットをタイトにするなどファッション性を高めた結果、ファッションブランドとして進化していった。
日本では長年、八木通商グループをパートナーとしてきた。ペッパージャパンコーポレーション(八木通商とイタリアのペッパー・インダストリーズによる合弁会社)による販売などを経て、2009年に設立されたモンクレールジャパンが日本での輸入販売、出店を進めている。卸売りだけでなく、直営店も出店しており、2011年には青山、2015年には銀座に路面旗艦店をオープンさせた。
(2019年3月現在)