ゾゾが7月6日まで、札幌・すすきのの商業施設「ココノススキノ」で開催中の期間限定店「ゾゾ横丁サッポロ」が好調だ。「初日から想定を大きく上回るお客様にお越し頂いている」(同社)という。ゾゾ横丁サッポロは、〝ファッション×飲み〟の新体験を提供するとして、ゾゾタウンで人気のEC専業の45ブランドが、期間中3回入れ替え制で出店する催し。会場は横丁をイメージし、ちょうちんや看板が並び、ワンドリンクのサービスもある。企画を担当したマーケティング本部本部長の小俣裕貴氏に聞いた。
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――企画の背景は。
ゾゾタウンがサービス開始から20周年を迎えた今、より多くのお客様とつながるには、私たち自身がお客様のもとへ会いに行き、身近な存在と思ってもらいたいと考えた。ブランドとお客様がリアルな場でつながり、ファッションとの新たな出合いや発見を楽しんで頂きたいとの思いがある。
楽しさでつながる
――なぜ札幌で、横丁なのか。
横丁といえば、知らない人同士が隣り合い、自然と会話が生まれるような空気感がある。「ファッション×飲み」という少し意外な組み合わせこそ、ブランドとお客様、そしてゾゾタウンが、ファッションの楽しさでつながる場になると考えた。また、北海道にはファッション感度が高い方が多くいらっしゃることも、初開催の場所として選んだ理由となる。
――想定ターゲット層は。
20~30代を中心に幅広く想定している。横丁形式にすることで、ライト層の関心も取り込みたい。各ブランドブースには、〝気軽に飲んで話せるカウンター〟も用意。ブランドディレクターやインフルエンサーが接客する場も作っている。
もっと接点増やす
――期待する点は。
私たちが目指すのは、「ファッションを〝買う〟ならゾゾ」から「ファッションの〝こと〟ならゾゾ」への進化。これからは、リアルな場でも、ユーザーの皆様とつながるタッチポイントをもっと増やしていきたい。ゾゾならではのユニークな企画を、これからも仕掛けていく予定だ。
