“男前”な女性に向けた新ブランド

2015/06/22 11:27 更新


 「ジュール・バロン」(東京、電話03・6318・3808)は、古本舞さんが15~16年秋冬にスタートするレディスブランド。古本さんは、これまで「マイ・タビスル・フリッカ」を手掛けてきたが、15周年を機に「自分がやりたいこと」を見つめ直し、ブランドの終了を決意。「軌道修正するくらいなら、振り出しに戻って一から作り上げたい」と、ジュール・バロンでは自らパターンをひき、国産を中心に物作りのクオリティーを高める。物作りだけでなく、新しい発信の仕方にも挑戦する。

 ジュール・バロンのコンセプトは「男前なレディーはいかが?」。古本さん自身、元々メンズの服が好きなこともあり、肩のラインや腰周りなどのパターンにメンズライクな要素を取り入れることで、ハンサムな女性像をイメージした。

クラシックなテイストに、素材やデザインでスパイスを加える。例えば、力を入れたアウターは、ツイードなど国産のウールを中心に使用。見た目は重厚感がありつつ、実際に着ると軽くて柔らかいのが特徴だ。

 今秋冬物は、コートやワンピース、パンツなど17型作った。中心価格はコート7万~12万円、トップ2万~3万円、パンツ5万円台。

 主な販路はセレクトショップ。中心顧客としてイメージするのは、40~50代の服好きの女性だ。「さまざまなおしゃれを楽しんできた方に着てもらえるよう、日本製を中心にクオリティーの高い服を作っていきたい」と話す。



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