グラマーサイズ向けのインナー「アイヴィー」を運営してきたティエドゥール(東京、三谷奈津美代表)が、ライフスタイルブランド「レイヤードサムシング」を立ち上げた。顧客対象を全ての女性へと広げ、「重ねる」をコンセプトに独自性の高いプロダクトを提案していく。
三谷代表が自身のニーズを起点に商品開発してきたアイヴィーを、設立10年目の節目にリブランディングした。選択肢が少なかったグラマーサイズ市場は成熟しつつあり、三谷さんも2児の母になるなど、環境の変化とともに「求めるものが変わってきた」ためだ。
レイヤードサムシングは〝重ねる〟が美や健康、経験など人生のあらゆる瞬間に関わる言葉であることに着想し、様々な女性のライフスタイルに寄り添う。メインターゲットは「ファッション感度が高く、他で買えないものを求めている」30~40代女性。
パターンを見直す
第1弾は「シルクレイヤードブラ」。手持ちのワイヤブラの下に重ねて着用するもので、シルク100%の天じくがバストを優しく包み込み、汗や締め付けといったワイヤブラの不快感を和らげる。アイヴィーで人気だった商品をベースに、パターンを見直してフィット感を向上した。ストラップに使用していたマカロニテープはシルクのくるみ生地に変更し、肌に触れる面を全てシルクにした。サイズもM、L、LLに広げた。

新規開拓に手応え
販路は自社ECが中心で、5月22日に新たなウェブサイトを一般公開した。本格販売に先駆けて実施した応援購入サービス「マクアケ」では、新規顧客の開拓に手応えをつかんだ。今後は、特に需要が多い汗対策アイテムとしての機能に焦点を当てたランディングページを開設予定。2枚セットなどまとめ買いを促す導線も作り、客単価の向上を狙う。SNSを駆使して新規顧客に働きかけるほか、産後ケア施設やクリニックの販路開拓、ポップアップイベントへの参加などリアルな接点も強化する。
家具デザイナーと協業し、時を重ねることを連想させる年輪をプリントしたバンダナも開発した。90センチ四方の大判で、ファッションのアクセントや風呂敷、授乳ケープなど幅広い利用シーンを想定する。様々なデザイナーと協業し、シリーズ化する考えだ。
