「グラウンズ」 原宿の路面店でホラーな体験型イベント 初めて靴以外も販売

2026/06/18 18:00 更新NEW!


たんすや床下など、いたるところにマネキンが横たわる

 フールズが運営するフットウェア「グラウンズ」は、東京・原宿の路面直営店「001」で体験型のイベント「グラウンズミュージアム」を開いている。「収集癖のある、架空のOLの実家」をテーマに、会場全体をインスタレーションとして構成。初めて靴以外のウェア、バッグ、アイウェア、ファッションジュエリーを購入・注文可能な商品として提案した。

 001は、ごく一般的ともいえる古い木造一軒家。台所や風呂、急階段といった作りはそのままに、人が住んでいた気配やリアルな痕跡を残しながら運営している店だ。その日常的な空間をホラーの世界へと転換。「ふとした瞬間に起こった自分だけの特別な体験こそ、ラグジュアリー」として表現する。

 3月にパリで発表した26~27年秋冬とリゾートコレクション、アーカイブを交えて、身近で見覚えのある「誰か」や「何か」の記憶が憑依(ひょうい)したようなアイテムをセットした。破れていたり、黒ずんでいたり、すでに誰かが使い古したようなTシャツや靴下、トートバッグなどが並ぶ。湾曲したラペルのテーラードジャケットやシャツ、パンツは、「メイド・トゥ・メジャー」として受注販売する。

風呂場で干されている汚れたTシャツや靴下

 トータル提案はもともと構想としてあったが、監修するデザイナーの坂部三樹郎氏の「足元からファッションや人間像を作り上げる」試みとして、しばらく靴に特化していた。23年から出店やパリ・ファッションウィークに合わせた単独のショーの開催に注力していくなかで、服への問い合わせが増え、「チャレンジしようかな」と金丸拓矢社長。

 イベントは1週間の開催で、これ以降の靴以外の商品の販売は予定していない。「今後また瞬間的なイベントで届ける可能性はあるが、今回この空間を偶然体験できた人のみが手にできる」という。23日まで。

今回のために制作した40分の映画も放映している


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事