松屋銀座本店と三越銀座店でゆかた商戦がスタートした。「花火大会や夏祭りといった夜のイベントだけでなく、最近は昼間から着て出かける人が増えている」(松屋)として、ショッピングや食事会などを想定したゆかたの販売に力を入れる。
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松屋はインパクトのある柄の商品を充実させた。エスニック調やグラフィック、古典柄の現代風アレンジといったモダンなゆかたや、金魚や猫、クジャクなどの柄を大胆に入れたものなどがある。今年のゆかたの売り上げ目標は約8000万円で、中心価格は3万8000円。7月の最盛期には約20ブランド、1000着を用意する。
三越はアーティストと協業した個性的なゆかたを目玉にする。陶芸家でアーティストの鹿児島睦氏が手がけたオリジナルのゆかた(4万1040円)は、愛媛県松山市の道後温泉、東京・銀座の二つの町から着想してデザインしたという。道後温泉で開かれるアートの祭典「道後オンセナート2018」にも特別作品として参加してアピールする。