「ヨシオクボ」などを運営するグラウンドフロア(東京、久保嘉男社長)の関連会社で、生産・デザインを請け負うカーター(同)が相次ぎブランドを立ち上げる。ハレの日だけでなく普段でも着用できるウェディングウェアの「エナス」など3ブランドで、一部ブランドはすでに専用サイトで販売を始めている。ブランドによっては卸も考えているが、販売チャネルの基本は自社ECだ。
(永松浩介)
同社はデザイナーブランドのサンプル製作をはじめ、ミュージシャンやインフルエンサーブランドなど様々な商品企画や生産を請け負う。生産は取引する10社ほどの工場に委託。当初から社内発のブランド構想はあったものの手が回らなかった。設立から9年が経ちスタッフも8人に増え、それぞれが育ち任せられるようになったことから、請負生産で得た知識や経験を生かして自社ブランドを手掛けることにした。